episode 8

“ Light in the Window ”

窓に灯る明かり

 

アメリカ型資本主義の形象とも言えるボードゲーム「人生ゲーム」。

その初代のものから最もシンプルな家のフィギュアを抽出しペンダントに。

家のフォルムには、ベルギーの画家レオン・スピリアールトが私物の戯曲集のページの空白に描いた、暗がりの中で窓に明かりを灯す家を想わせる象徴的な魅力があります。

アメリカ型資本主義の行き詰まりが世界的に経済格差を生んでしまっている今、安心して暮らせる部屋と食事を万人に保証することこそ文明国の証であると考える私たちtmh.の思いがこのペンダントには込められています。

ペンダントの販売収益の一部を生活困窮者の支援活動をおこなう団体に寄付いたします。


[design / デザイン]
初代「人生ゲーム」から最もシンプルな家のフィギュアを抽出し型取り。
素材を925SVとし、煙突部にマーク刻印。
コットン製のリボンを通し、アジャスターを付属。

 

[symbolism / 象徴]
人生ゲームは、元々1960年にアメリカで発売されたボードゲームで、1968年に日本版が発売された。
3代目以降の日本版人生ゲームには「家」も日本仕様への変化が見られる。
時代が移り変わりながら「家」(あるいは家庭)の在り方や概念が変わっていきながらも、普遍的に「家」が象徴することは、人や命を守るものとしての身体的な意味だけではなく、自己・自我を表した形象として精神的な意味も有している。