WienerBlut

WienerBlut
POP UP EVENT

2022.5.7.(Sat.) _ 5.22.(Sun.)

Open 11:00 _19:30
Close Wednesday, Thursday

2009年にウィーンで生まれたユニセックスフレグランスブランド、WienerBlut(ウィーナーブルート)のPOP UP EVENTを開催致します。

ブランド名は1873年にヨハン・シュトラウス2世が作曲した、誰もが一度は聴いたことのあるワルツ「Wiener Blut(ウィーン気質)」に由来しており、ウィーンにおいて史上稀にみる文化の爛熟を迎えたオーストリア=ハンガリー帝国時代に魅せられた創業者、アレクサンダー・ローバーがウィーンの上流階級の文化や風俗を元にしたストーリーとともに香りをデザインしています。

当時実在したレシピをベースに貴重な天然原料をふんだんに使いながらクラシカルで現代的な香りへと昇華させているブランドで、知的好奇心にあふれた大人に相応しい新しい香りの数々で7種類の香りをお試し頂けます。是非足をお運びくださいませ。

WienerBlut ウィーナーブルート/オーストリア

2009年にウィーンで生まれたユニセックスフレグランスブランド。創業者でクリエイティヴディレクターのAlexander Lauber(アレクサンダー・ローバー)がインスピレーションの源とするのは、19世紀末のウィーンの街とその文化です。ローバーを魅了してやまないのは、絵画・建築・音楽などさまざまな芸術文化が百花繚乱の様相を呈した、オーストリア=ハンガリー帝国時代のウィーン。ブランドネームの「WienerBlut」は、ヨハン・シュトラウス2世が1873年に作曲した有名なワルツ「Wiener Blut(ウィーン気質)」に由来しています。ブランド創立当初は、かつてウィーンに実在した香水のレシピをたどりながら香りを構築していったというローバー。貴重な天然原料をふんだんに使って創り上げた香りのひとつひとつには、彼の想いが詰まったストーリーが。いずれの香りも知性と官能性を漂わせつつ、軽やかなつけ心地に仕上がったオードパルファムです。ボトルはローバー自身のコレクションにあったアンティークの香水ボトルや、ウィーンの薬局で使われていたボトルなどをモチーフに、ニューヨークを拠点とするオーストリア人アートディレクター、アレックス・ウィーデリンが現代的な解釈でデザイン。クラシカルかつモダンな香りを見事に体現しています。手仕上げのためそれぞれの形が微妙に異なるのも魅力のひとつです。キャップの素材のベークライトは19世紀後半に発見され、20世紀初頭から生産が始まった、セルロイドに次いで古い合成樹脂。温かみのある独特の質感がボトルとマッチし、インテリアとしても魅力的な佇まいです。ロンドンのリバティやトランク、ウィーンのロブマイヤー本店など、ヨーロッパを中心とした厳選されたショップで販売されています。


Alexander Lauber | アレクサンダー・ローバー

米マサチューセッツ州のケープコッドに生まれ、イタリアのボローニャやオーストリアのザルツブルクなどを転々としながら育つ。広告業界でクリエイティヴディレクターとして働いた後、香水の道へ。

「香水作りは私にとって、自分の思想やアイディアと表現し、人々と分かち合うための方法なのです。」


FREUDIAN WOOD フロイディアン ウッド

世紀末ウィーンの知的ムーブメント、とりわけフロイトによる「夢判断」(1899年初版)から着想を得た香り。彼によると木は女性を、特に女性の乳房を表しているといい、このミルキーかつウッディな香りへのヒントとなりました。甘さを表現した多くのミルキーでクリーミーなフレグランスとは一線を画し、甘美なウッドノートと乳房や栄養を表すラクトニックな香りが相まって、親密な肌の感覚を想起させます。全体を包み込む非常に高貴な印象は、アンバーグリスやオーストラリア産サンダルウッドといった高価な天然原料が生み出すもの。様々な表情を見せる繊細で親しみを感じさせる香りは、エフォートレスなラグジュアリーを演出します。

トップノート:ミモザ、ローズ、アンブレットシード、サイプレス

ミドルノート:ラクトン(ミルク)、クミン、サンダルウッド、コスタス

ベース:アンバーグリス、ラブダナム、ムスク

HESPERIA へスペリア

19世紀末当時に人気のあった香りのひとつで、オレンジの温室への賛辞、当時は裕福な人間だけが珍しい柑橘類を集め、農園を経営することを許されていましたが、中でもマンダリンオレンジは長い間、最も高貴なものとして知られていました。マンダリンとセドラ(注:レモンの原種)の香りに始まり、同時に柘の木やジャスミン、杉に囲まれた庭の気配も感じさせます。

※HESPERIAとは、西方の地の意。古代ギリシャ人が西方の国を想像しヘスぺリデス(女神)の園の伝説を生み出しました。

トップノート:マンダリン、セドラ

ミドルノート:咲き誇るオレンジの花、クローブの蕾

ベース:フランキンセンスレジン、柘、杉

 

PALAIS NIZAM パレ ニザーム

フランツ・フェルディナント大公が19世紀末にインドのハイデラバードへ旅したことに着想を得た香り。そこで大公は当時世界で最も裕福だと考えられていたニザーム家を訪問しています。この香りはヴィンテージレザーと樫の木の気配を漂わせた植民地時代の記憶を呼び起こすもの。インディアン ダヴァナ(注:ヨモギの一種)と、サフラン&パチョリは、このクラシックなテーマにぴったりです。

トップノート:コニャック、サフラン、プルーン

ミドルノート:レザー、樫の木、ダヴァナ

ベース:パチョリ、シトラス

NORD DU NORD ノール デュ ノール

現在では作られていない世紀末の香りにインスパイアされたもの。山林や松葉、雪や木々の新鮮な香り。冷たさと温かさの両方の要素を持っています。最初はペパーミントとユーカリの香りが優位を占めていますが、時間とともにとてもウッディでバルサミコのような香りに変化します。これは1800年代末、ウィーンの上流階級の人々が山間部で休暇を取り始めたことに由来したもの。当時、多くのグランドホテルや壮麗なヴィラが人里離れた村に建てられ、知的な社交場となっていたのです。

トップノート:ペパーミント、ユーカリ、冷たい水

ミドルノート:モミの針葉、シダーウッド

ベース:山苔、苔むした岩

EX VOTO エクス ヴォ―ト

オーストリア帝国の祭日であった聖体祭へのオマージュ。暑い夏の日にあっても涼しく静寂に包まれた、石の大聖堂の秩序をもたらします。3種類のフランキンセンス(乳香)、カモミールとナツメグという未精製の原料を使用。燃えた蝋燭の芯や、大理石の床の上を忍び寄ってくる冷たい煙の様な香りを思い起こさせます。

※EX VOTOとは、願いが叶った時、教会への感謝と奇跡の証を込めて奉納する奉納物の意。

トップノート:ピンクペッパー、マスティック、フランキンセンスオイル

ミドルノート:フランキンセンスレジン(乳香樹脂)、シナガワハギ、ナツメグ

ベース:フランキンセンスパイロジェン、アンバークリス、リグナムバイタ(緑檀)

UNHEIMLICH ウンハイムリッヒ

フロイトの1919年の論文、「不気味なもの」からインスピレーションを受けて作られた香りはダーク、クリーン、汚らわしさ、純潔、エロティック、動揺、好奇心が同時に構成されるような、他では類を見ない複雑な香り。

トップノート:カルダモン、ピンクペッパー、アルデヒド

ミドルノート:カカオ、コスタス、ラベンダー、ジャスミン、アイリス、クミン、ワイルドレザー

ベース:オポポナックス、アンバーグリス、ベチパー、バーチタール

KLUBWASSER クラブヴァッサー

文明化によって崩されることのない、何世紀にもわたる人類の哲学的概念を讃える、未開拓の自然そのものが持つ美しさを際立たせる香り。折れたばかりの小枝、匂い立つ草、ダークグリーンのイラクサが、樹木の茂る丘を抜ける高貴な野生の通り道を示します。くっきりと瑞々しいグリーンと大地が織り成す、フレッシュかつ神秘的な香り。


トップノート:ネロリ、アンジェリカルート、エレミ

ミドルノート:バナナの葉、ガルバナム、ネトル、アイビー

ベース:スモークウッド、ガージャン、マスティック

 
 
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